- 作者: 水野俊平
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 新書
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小学生から大学生までの台湾の若い人たちの生活について紹介する本。
第1章で台湾という国についての基本情報、最後の第5章でアンケート結果ということで台湾の若者が日本をどう思っているか、についても書かれている。
表紙が台湾の有名なイラストレーター蚩尤さん。
- 作者: 蚩尤,城内亜紀子
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なにより前書きを読んで驚愕したのだが、台湾の商店街では自分の店の前の歩道を自分でデザインすることになっているという話。
なので店によっては高さをあげたり、店と同じタイルを敷いたりする。
だから歩道があのようにでこぼこになっているのだそうだ。
なんだー!それを早く言ってくれよって感じだ(笑。
台湾へ行って日本人がまず最初に感じることは、「なんでこんなに歩道がでこぼこで歩きにくいんだ!」だと思う。
観光ツアーでも、仕事でも、そういうことは教えてくれない。
なので台湾の人は手抜きだとか、まだ遅れてるんだとかそういう印象を持たれてしまう。
知ってると知らないとでは大違いですよ。
それから注音符号についても初めて知った。
いや、目にしたことはあったけど、これが中国語とどういう関係のものなのかやっと初めて分かった。
カタカナみたいなものだと思えばいいらしい。
台湾ドラマの「アテンションLOVE」で主人公たちはかっちり制服で登校してるじゃないですか。
が、この本ではジャージで登校してる生徒がほとんど、となっている。
クラスが60もあって、ほんとマンモス校だよねえ。
学校の朝が早くて、授業の前に学校で朝飯食べるってのもすごい。
台湾の人は冷たい弁当が食べられないってのも面白い。
日本では傷むと悪いからって弁当袋に保冷剤入れてるけどね。
弁当を温める機械、蒸飯箱だそうです。
傷んだりしないのかね?
そして最後の章の台湾の人のアンケートは日本人にはさんざんな内容で、日本人はなかなか親しくなれないとか心を開いてくれないとか距離感があるとか。
大爆笑したのは、台湾の文化を知って欲しいって話で、日本人に『台湾にも海がある?』と聞かれて挫折感を味わったという。
まあ、これはちょっと文化とかそういうレベルの話ではないような。。。
どうなんですかねえ、これはあくまで20歳くらいの若者の話なので。
テレビでもマンガでもいいので、少しは日本の歴史とか地理とかについて知識を持って欲しいものです。