先日の謝 雅梅さんの本。
- 作者: 謝雅梅
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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月刊スーパービジネスマンに連載した「紅紅的木綿花」の1997年7月号から98年12月号に加筆・修正したもの、となっている。
ちょっと「月刊スーパービジネスマン」というのが謎すぎるが。。。実在するのか?
第1章は留学から就職、翻訳、物書きになるまでの話。
1987年9月27日に初めて訪日し、その後日本に留学している。
第2章が台湾の歴史について。
なるほどと思ったのは、蒋介石政権も外来政権とみなしているところである。
外来政権の終結
- オランダ統治 1624年から61年
- 鄭氏統治 1661年から83年
- 清朝統治 1683年から1895年
- 日本統治 1895年から1945年
蒋介石政権 1945年から88年
- 1996年李登輝 最初の民選総統
ここから台湾の歴史が再び始まる。
第3章 台湾の日常風景
第4章 台湾人のアイデンティティ
第5章 日本人と台湾人
ということでいろいろな台湾の人の行動とか考え方とか、日本についてとかを紹介している。
日本人=亭主関白、絶対台所に入らない、家事を手伝わない
とか書いてるのでちょっと古い日本観かも。いずれにしろそれももう20年も前の話ですよ。日本も変わったし、台湾も変わってるでしょう。
また、祖母の葬式のとき、日本徴兵軍の服装で立派な日本語で弔文を述べた伯父の戦友、そしてそれを聞いてボロボロ泣き出した伯父の姿がどうしても忘れられません。かつて日本人として生き、「天皇」を守るため、戦場まで行かされた彼らの日本に対する「愛国心」と「憎悪」の混じった複雑な思いは、若い世代の私たちには理解できないものがあります。
戦争については日本でもその世代が高齢化して残っている人が少なくなってきている。そもそも戦争については語らないですよね。
子供たちには話して聞かせない人が多い気がします。
その他、参考文献。
- 作者: 岸本葉子
- 出版社/メーカー: 凱風社
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 単行本
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メモ
置物、迷楽佛(ミールーフォー) = 福と財を招く吉祥物