タッチアンドゴー! 台湾へいくぜ!

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繁体字、Tシャツ。台湾のお土産に

ブログのネタ探しもあるんだが、家でテレビやら観光ガイドやら見ていて、台湾の繁体字を紙にメモする機会が増えた。

日本にはない漢字ということだが、実際指を動かして書いてみるとこれがなかなか格好いい。

画数がやけに多いのがなんともしっくりくる。

こういうのをMacOSとかの格好いいゴシックフォントとかでバシッと表示したらめちゃくちゃクールなんじゃないか?

ということで画数多めの繁体字をプリントしたTシャツなんかお土産にどうだろう。

と思って検索してみたがTシャツというのはあまりにもありきたりなのかヒットしない。

Tシャツならこの店、みたいなショップはないものだろうか。

それと疑問なのは、フォートラベルなんかの旅行記で書いているひとたちだが、日本にない漢字の地名や店の名前を一体どうやって入力してるんだろうか?

そもそも日本語読みできない。

かと言って中国語で読めるわけもなし。

読めたとしてもそれで変換できるわけもなし。

サイトからコピペですかね。。。

台湾の人が出たクイズ番組の解答者だった井伏鱒二が忍び込んだ大名庭園の跡地

そういえばこの前のPDFの本「君たち日本人だろう、しっかりしろ」だが、その冒頭に昭和39年のNHKのクイズ番組で「私の秘密」というのに作家の井伏鱒二がゲスト解答者で出た、という話が載っていた。

www2.nhk.or.jp

井伏鱒二といえば原爆本の『黒い雨』だが、この人が早稲田の学生時代に、戸山荘という尾張徳川家大名庭園だった土地で、その後明治になって陸軍の軍事施設になっていた場所に忍び込んだことがあるという。

黒い雨 (新潮文庫)

黒い雨 (新潮文庫)

その時のことを書いたのが「早稲田の森」である。

早稲田の森―随筆 (1971年)

早稲田の森―随筆 (1971年)

今は跡形もないらしいが、江戸時代は山手線内は広大な大名の庭園が占めていたのだそうだ。

しかもその庭園というのは○×藩の大名や家来のためにあるのではなく、将軍を接待する時のためのあったのだとか。

なんともすごい話である。

大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪 (朝日新書)

大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪 (朝日新書)

台湾の若者を知りたい  (読書メモ)

台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)

台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)

小学生から大学生までの台湾の若い人たちの生活について紹介する本。

第1章で台湾という国についての基本情報、最後の第5章でアンケート結果ということで台湾の若者が日本をどう思っているか、についても書かれている。

あの広辞苑岩波書店の本。

表紙が台湾の有名なイラストレーター蚩尤さん。

制服至上 台湾女子高生制服選 日本語版

制服至上 台湾女子高生制服選 日本語版

なにより前書きを読んで驚愕したのだが、台湾の商店街では自分の店の前の歩道を自分でデザインすることになっているという話。

なので店によっては高さをあげたり、店と同じタイルを敷いたりする。

だから歩道があのようにでこぼこになっているのだそうだ。

なんだー!それを早く言ってくれよって感じだ(笑。

台湾へ行って日本人がまず最初に感じることは、「なんでこんなに歩道がでこぼこで歩きにくいんだ!」だと思う。

観光ツアーでも、仕事でも、そういうことは教えてくれない。

なので台湾の人は手抜きだとか、まだ遅れてるんだとかそういう印象を持たれてしまう。

知ってると知らないとでは大違いですよ。

それから注音符号についても初めて知った。

いや、目にしたことはあったけど、これが中国語とどういう関係のものなのかやっと初めて分かった。

カタカナみたいなものだと思えばいいらしい。

台湾ドラマの「アテンションLOVE」で主人公たちはかっちり制服で登校してるじゃないですか。

が、この本ではジャージで登校してる生徒がほとんど、となっている。

クラスが60もあって、ほんとマンモス校だよねえ。

学校の朝が早くて、授業の前に学校で朝飯食べるってのもすごい。

台湾の人は冷たい弁当が食べられないってのも面白い。

日本では傷むと悪いからって弁当袋に保冷剤入れてるけどね。

弁当を温める機械、蒸飯箱だそうです。

傷んだりしないのかね?

そして最後の章の台湾の人のアンケートは日本人にはさんざんな内容で、日本人はなかなか親しくなれないとか心を開いてくれないとか距離感があるとか。

大爆笑したのは、台湾の文化を知って欲しいって話で、日本人に『台湾にも海がある?』と聞かれて挫折感を味わったという。

まあ、これはちょっと文化とかそういうレベルの話ではないような。。。

どうなんですかねえ、これはあくまで20歳くらいの若者の話なので。

テレビでもマンガでもいいので、少しは日本の歴史とか地理とかについて知識を持って欲しいものです。

時空旅人 Vol.45 日本が残した足跡を訪ねて 台湾見聞録

840円

www.sun-a.com

目次を見た感じではかなり面白そうな内容。

大阪万博と台湾人、林美峰の伝記「君たち日本人だろう、しっかりしろ」 (読書メモ)

本屋さんへ行くと、1970年の大阪万博の本が山積みされていた。

今また万博を大阪に誘致しよう、という話になっているからなのか、太陽の塔の内部修復が終わったからなのか。

大阪万博の再評価が進んでいるようです。

そういえば大阪万博の時のパビリオンは中華民国だったんだよなあ。(日中国交回復前)

とか思い出してグーグルで検索していたら妙な本を見つけた。

君たち日本人だろう、しっかりしろ | 自費出版はeブックランド

いきなり、李登輝さんありがとう、とある。

これは何だ??

と思ったがどうやら電子書籍のようである。

読んでみると日本統治時代に台湾で技術者をやっていた日本人と、台湾で生まれ日本軍の志願兵として戦った若者がフィリピン戦線で出会い、そして二人はマニラからの脱出、避難の中で助け合い、信頼関係を築いて親子の契りを交わして終戦。戦後奇跡的に再会した二人は養子縁組となり、若者は日本人となり広島に住み父となり、日本の発展、台湾の発展とともに過ごし、さらにその娘がアメリカで新聞社の社長となり、父の死後、台湾人としてのアイデンティティーに目覚め、李登輝さんに取材を申し込み、会いに行ってそしてあらためて父親に感謝する、という感動の本であった。

大阪万博は、当時日本で暮らしていた娘の慧栄が万博のエスコートガイドとして働くことになった、という話で出てくる。

中華民国のナショナルデーでは王貞治が副総統にマスコットを、娘の慧栄が副総統夫人に花束を贈呈したとのこと。

まあ、それにしても激動の人生である。

私たちの親の世代はこうして大変な苦労をしてきている。

しかし子供にはなかなかそういうことは伝わらない。

やっと50代になって目覚めるのだ。

それは日本も台湾も同じなのだなと感じる。

作者は堀真澄という人、京大を出て日本テレビで報道の仕事をした人らしい。

発行は2011年3月になっているが李登輝さんのインタビューが2002年の出来事らしいのでその頃に書かれたものでしょう。

PDFですぐダウンロードできるので読んでみて。絶対。

へえと思ったのは娘から李登輝さんへの手紙の中で

父が亡くなり、私自身五十代になって台湾人であるという誇りと自信をもてるようになったのは、李登輝様が『徳川家康』スタイルの政治手腕で、台湾を民主化し、独特の外交を展開して国際社会における台湾の地位向上を図ってくださったからです。

とある部分だ。

家康スタイル、というのが気になる。