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台湾で暮らしてわかった律儀で勤勉な「本当の日本」 (読書メモ)

台湾で暮らしてわかった律儀で勤勉な「本当の日本」 (じっぴコンパクト新書)

台湾で暮らしてわかった律儀で勤勉な「本当の日本」 (じっぴコンパクト新書)

1998年に台湾人男性と結婚した作者がその後ジャーナリストとして様々な年代の台湾人に日本についてどう思っているか聞いた内容をまとめた本。

なんだか非常に既視感のある本だが。

読み始めてすぐにあーこれ、アエラの文体だと感じる。

アエラね。

ああいうのをジャーナリズムというのか知らんけど、なにかすごく個人的な意見とか出来事、内容を集めて、その特徴を「なんとか世代だから」みたいに総括してしまうという。

毎号読んでると、世の中にはどんだけ世代がたくさんあるんだって気になる雑誌だが、まあ、その文体とそっくりである。

それは別に関係ないんだが、とにかく感動する本だった。

久々に本を読んで泣きそうになったよ。

特に第2章の謝雙鳳さんの話ね。もう涙、涙。。

はじめにこの方の結婚での体験を元に、台湾人と結婚することについての話。

第1章が40代から60代の親から日本統治時代の話を聞かされた世代。日本は否定されたのでこっそりドラえもんとかの日本のマンガを読んでいた。

第2章が80代から90代の日本生まれの人たち。

第3章が先住民とか。

第4章が20代から30代の若者。

読んでて思うのは台湾の人が思う日本らしさってのは主に礼儀正しさなんだなってことだ。

一言で言うと、ちゃんとしなさいってこと。

昔の人はちゃんとしてたってことだよね。大人は大人だったし、子供は子供だった。

逆に昔は、闇みたいな暗部が社会にあったからじゃないかなって気がするんですけどね。

それにしても、なんで日本にはドラえもんみたいなマンガが生まれたんですかねえ。。