インペリアルホテルの朝のバイキングだが、これが10人以上は座れるかという大きな円卓で雑多に相席で案内される。
うちは小さい子ども連れなので落ち着きがないというか、食べてる途中にトイレ行きたいと行って席を立つことが多い。
何日目だったか、いい加減食べ終わってママがコーヒーを飲んでいる時にトイレということになった。
子供と二人、席を立って少ししてホテルの女性がママの席を片付け始めた。
「や、まだいるから」と言っても聞いてるのか聞いてないのか。
「まだいるってば!」と大きく言うと、通路側ではなく、円周の奥の方の席に座れと指をさす。
なんだかなー。やっぱり台湾だなーと思ったが、よく注意して見ていると、その女性、とにかくまず最初に円卓の通路側を片付けて次の客を通すのだ。
極端に言えば奥の方の席はほったらかし。
なにを置いても通路側を片付ける。
あー、そうか!
通路側の方が楽だし速いんだ!
なるほどそういう論理で動いていたのかと感心する。
食べ終わったらじゃまだから奥の方に座ってろ、ってことでもあるが、効率優先の動作が実に台湾っぽい。