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会津藩主保科正之と台湾の元総統李登輝さんの武士道

今、『会津武士道』という本を読んでいるのだけれど、最初に会津藩の歴史ということで、会津藩の初代藩主である保科正之の生い立ちとその業績についての章がある。

会津武士道

会津武士道

保科正之は徳川二代将軍の家忠の四男で3代将軍の家光の異母弟である。

で、家光が臨終の時に、次に将軍になるまだ十一歳の家綱をよろしく頼むと託され、事実上の副将軍として手腕を発揮する。

その業績にはすばらしいものがある。

玉川上水を作らせたり、明暦の大火の時にはその復興のために尽力し、上野に広小路という火除けの地を作らせたり、隅田川に両国橋を架けたり、さらには江戸の町の復興を優先して、消失した江戸城天守閣の再建を延期したり。

明暦 の 大火 の 対策 で 陣頭指揮 を 執っ て い た 正之 は、 江戸 屋敷 にも 帰り ませ ん でし た。 ところが この とき、 江戸 屋敷 の 消火 に 当たっ て い た 十 八 歳 の 次男 正 頼 は、 消火 用 の 水 を 浴び た のが 原因 で 風邪 を 引き、 火事 の 十日 ほど あと に 亡くなっ て しまい ます。 本来 なら 喪 に 服し て 登城 を 遠慮 する ところ です が、 彼 は 息子 の 葬儀 の あと すぐ に、 喪 に 服さ なく て いい という 将軍 の 命令 を 出し て いただき たい と 願い出 て、 すぐ に 復帰 し て 大火 後 の 復興 を 指導 し ます。 そこ まで おのれ を 空しゅう する 無私 の 精神 の 持ち主 が 正之 という 人物 なの です。

中村 彰彦. 会津武士道 (Kindle の位置No.825-830). . Kindle 版.

これを読んではっと思い出した。

これはまさに台湾の元総統である李登輝さんの本に書いてあることじゃないか!

私ではなく公。

江戸の大火、台湾の大地震、シチュエーションもそっくりだ。

なんとなんと。

李登輝さんが影響を受けたのは新渡戸稲造の『武士道』ということだったと思うが、会津藩って賊軍じゃないのか?

しかも、あの紀子さま会津藩なのだそうだ。

さらに、 平成 二 年( 一 九九 〇) には、 今度 は 一般 の 会津 藩士 の 血筋 を 引く 紀子 さま が またし ても 親王家 に 嫁ぐ と、 大 喜び となり まし た。

中村 彰彦. 会津武士道 (Kindle の位置No.662-667). . Kindle 版.

これはちょと会津若松にも行って見ねばみねばなるまい。

白虎隊の木刀を買ってる場合ではない。

新・台湾の主張 (PHP新書)

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