- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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この際なので読んでおいたほうがいいだろうと前々から気になったいた百田尚樹(ひゃくたなおき)の本。
0って零戦のことだったんすね(汗)
ここまでがっしり戦争の話だとは夢にも思わなかったがひきこまれるように読んだ。
面白い。
途中、主人公のパイロットが実は祖父が彰義隊だった、なんて話も。
「俺の祖父は徳川幕府の御家人だった」
不意に宮部上飛曹が呟くように言いました。
「幼い頃、祖父によく昔話を聞かされた。子供の頃、祖父に連れられて上野に行くと、必ず上野の山で彰義隊として官軍と戦った話を聞かされた。上野だけでなく、祖父と街を歩くと、この町は昔、といった話が出た。不思議なものだな、江戸時代の話というのは、講談か芝居の話のようだが、その頃に祖父は西郷隆盛なんかと戦っていたんだな」
もしかすると作者はアンチ薩長かもしれない。
台湾は台南空というところから飛んだ、みたいな感じで何回か出てくる。
そして、ジャーナリズムに対する圧倒的な敵意。
うん、思想的に右とか左とか、そういうことではなく、ジャーナリズムが敵なのだ、という考え方もあるのだな。