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会津藩から斗南藩、美人と五戸美樹、そしてパタリロ

戊辰戦争で負けた会津藩の人たちが強制的に移住させれた青森県下北半島斗南藩

そこでの会津の人たちの暮らしや、その後を書いた本。

作者は従来の明治維新歴史観に異を唱えて多く著作を出している人だが、どちらかというと中立の立場で会津に対しても厳しいことを言っている。

斗南藩下北半島と八戸から奥に入ったあたりの三戸とか五戸という地名のあたりにあった。

戦争の勝ち負けというか、それ以前に半獣半人とか言われるすさまじい地域なのだ。

犬の声が遠くに聞こえたので、人里が近いと、励んで道を行くと、子どもが薪を背負って帰るのに出会った。  何を聞いても通じない。 半人半獣とも云うべく、身には布の破れたる弊衣をまとい、なお腰に達せず、帯は縄を以てこれに替え、髪は垂れて肩を隠し、ただ眼光爛々たるを見る。

そういえば先日ANAから送られてきたダイレクトメールにこういう記事があったが、

www.ana.co.jp

ここに出てくる山本さんなるキャビンアテンダントがこの付近の青森県上北郡七戸町出身である。

そういえばJ-WAVEの看板番組、ピストン西沢GROOVE LINEというのあるが、それにアシスタントとして出ているアナウンサー、五戸美樹さん、というのも変わった名前だなーと思っていたが、Wikipediaによれば父親が青森県だそうである。

ほんの150年前にはそんな土地だった場所とはとても信じがたいが。。

会津城の籠城中の話だが、

山川の妻登勢子は病室に飛び込んできた砲弾を消そうとして爆発、腹部に重症を負い、息絶えた。

そうである。

(山川というのは鳥羽・伏見の戦いから戊辰戦争を戦い、戦後は西南戦争にも参加した会津藩の偉人、山川浩のこと)

大砲というと瞬時にふっとばされるイメージがあるが、この頃のものは速度的に消そうとする気になるくらいのものだったらしい。

魔夜峰央の漫画「パタリロ!」に「スターダスト計画」という名作があり、その中で敵のタランテラ、美少年軍団が投げた手榴弾を迎え撃つタマネギ部隊の一人が手榴弾を洗面器で塞いで

バカめ!洗面器なんかで手榴弾がふせげるか! ズーーーーン

と爆発するシーンがあるが、それを思い出させる話である。