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(読書メモ)帝都東京を中国革命で歩く

帝都東京を中国革命で歩く

帝都東京を中国革命で歩く

1900年から1920年代、明治から大正の初期、清国から1万人近くの留学生が来日し、9割が東京に住んでいた。

清国では、明治維新を成功させ近代化を実現した日本が注目され、空前の「日本ブーム」が起きていた。

時代は辛亥革命前夜、中国革命を目指し理想に燃える多くの若者が東京に集まってきていたのだ。

早稲田、本郷、神田とエリア別に彼らの生活を描く。

昔から疑問だったんだけどね、孫文とか蒋介石とか、日本に留学したことがあるって、どうやって?日本語で?勉強したの?

それとも当時の日本人は中国語が理解できたのだろうか、とか。

謎。。

と思っていたのだが、一応皆さん、ホントに日本語、勉強してたみたいです。(あと筆談)

蒋介石の初来日は1906年明治39年)、当時19歳。

軍人に憧れて勢いで来日。

清華学校にて日本語を勉強。9ヶ月で帰国(妹の結婚のため)

1908年3月、2回めの来日。振武学校入学。

こちらは清国人専用の軍事予備校、箱根山(新宿の)などで軍事訓練行う。

無事卒業して1910年12月新潟県の高田(上越)へ。

日本陸軍二等兵となる。

上越ですよ上越、いやー、寒かったと思いますよー。雪はすごいし。

つらかったでしょう。

でも一念発起して日本人のマネをして雪の中で乾布摩擦をして鍛えたんだそうです。

我慢強さも身につきました。

しかし、明治39年ってたってまだ徳川慶喜新選組永倉新八斉藤一も生きてた頃ですからね。

そうそう、あと大河ドラマで出てきた嘉納治五郎って人。

あの人もなんかドラマでは「やるんだよお!」しか言わない、オリンピックバカみたいに描かれていたけれども、この時代の清国の留学生受け入れに貢献した人で、1901年には弘文学院という学校も設立している。

中国の留学生と革命思想について熱く語り合ったのだそうだ。

こういう人がいて、中国にも革命が起こり、そして世の中は変わった。

しかしあなた、信じられますか?東京に清国人専用の軍事予備校があったって。

(読書メモ)台湾、ローカル線、そして荷風

東京人に連載されているコラムをまとめた本。

作者は2019年7月に75歳になるが、2015年に台湾へ行って好きになり、交流が始まり以来毎年行っているという。

以下情報のメモ。

台湾と言えば昭和の推理作家、日影丈吉の「応家の人々」(1961)とか短編集「猫の泉」、長編の「内部の真実」

台湾人作家の「歩道橋の魔術師」呉明益、「神秘列車」甘耀明 。

神秘列車 (エクス・リブリス)

神秘列車 (エクス・リブリス)

猴硐(猫村)へ行った。「店主は、猫 台湾の看板ニャンコたち」という写真本が出ている。

店主は、猫 台湾の看板ニャンコたち

店主は、猫 台湾の看板ニャンコたち

府中市美術館「立石鐵臣展」で「台湾画冊」 敗戦後の昭和23年12月基隆港から引き上げ船で日本に帰る時の絵「吾愛台湾!」

www.city.fuchu.tokyo.jp

諸田玲子に誘われて浅草の「虎姫一座」に行った。

torahi.me

佐藤春夫幻想小説「女誡扇綺譚」

アニメ「君の名は」のラストの石段は四谷三丁目近くの須賀神社

東京四谷総鎮守│須賀神社

「死霊」の埴谷雄高 は祖父が相馬藩の藩士で父親が台湾製糖に勤め、新竹生まれ。

死霊(1) (講談社文芸文庫)

死霊(1) (講談社文芸文庫)

台湾と言えば廟だが、東京にも大久保駅近くに東京媽祖廟がある。

www.maso.jp

東武電車、りょうもう号には台湾の普悠瑪デザインのものがある。

この人は70歳代だが象山に登ったらしい。

www.taipeinavi.com

(再放送始まる)超特急と行く!食べ鉄の旅 台湾編

再放送始まりましたね。超特急の台湾、弁当の旅。

www.vap.co.jp

第一回は新竹駅だけど。

この番組、駅全体を遠景で入れてその前方に超特急の二人が立つ、という、その画面がいいんだよねー。

行ってみたくなる。

雰囲気いいですよね〜新竹駅。

で、ユーキ(5号車)がしきりに「站」ってなんだ?と言う訳ですが、これ日本では今はあんまり使われないけどタンって読みますね。

兵站(ヘイタン)

とか。

うーん、時代小説読むと出てくる感じ?

(読書メモ)五つ数えれば三日月が 李琴峰

五つ数えれば三日月が

五つ数えれば三日月が

前に芥川賞候補ということで紹介した李琴峰さんの本だけれども、やっと読めたので感想など。

私にとっては久しぶりに小説らしい小説という感じで、面白く読めました。

日本語がいいですよね。

日本人が書いた日本語よりずっときれいで日本語らしい。

最近の小説の、そんなやついるわけないじゃん、ってキャラクターが出てこないのも好感。

相手に漢詩でメッセージを送るところがまた最高にいいよね。もう勝てない。

2011年東日本大震災の年に日本に留学したという主人公がその頃を振り返る形で始まるストーリーなのだけど、台湾の人に台湾の言葉で

 東京發生大地震、能量釋放程度為921的40倍、大眾運輸全面癱瘓、東京鐵塔發生傾斜ーーー

とかって書かれると、未来の出来事をみているような、近未来SF小説を読んでいるような、奇妙な感覚になる。

(読書メモ)東京人11月号 特集 台北 ディープ散歩

たまたま本屋さんで見かけて、なんで東京人で台北なの?

しかもこの写真なに?と思ったので買ってきた。

広告ページに「台湾文学フェスタ、発動!」ってコピーで誠品生活日本橋でのトークイベントの予定がいくつか載ってましたね。10/31 15:00〜「我的日本」舒國治さんと野嶋剛さんとか。

写真は鄭弘敬さん、「台北人」と題して、母子スクーター3人乗り、オレンジ色のキティとマイメロのヘルメットとか。50嵐の店の前でショッピングカートに乗せられたまま取り残されている小さい子供とか。

台北無聊風景」

insects.stores.jp

川本三郎さんの文章とか。amazonのレビュー見るとこの「東京人」で連載してたみたいです。

白色テロで捉えられた青年が入れられた牢の跡地に建ったのが来来飯店だとか。シェラトンのこと??

悲情城市の人びと―台湾と日本のうた

悲情城市の人びと―台湾と日本のうた

一級建築士の渡邉義孝さんの大稲埕、迪化街に関するイラスト入りの記事。バロック三姉妹とか四姉妹とか呼び名がつけられているのが面白い。

「台湾日式建築紀行」

oumonhagebudai.ti-da.net

片倉佳史さんは勅使街道ということで、台湾神社の参詣道路として整備された中山北路周辺の案内。

張維中さんと川島小鳥さんの対談もよかった。

二人とも若いんだよね。東日本大震災の年に初めて台湾行ったとか、小学6年で戒厳令解除とか。その若い人たちが90年代がCPOP全盛だった、アーメイが、なんて言ってる。

統治時代の写真は台湾神社の別アングルのやつ。もっと近くで撮った写真残ってないのかなー。あと鉄道ホテルの写真。

台湾産業物語日東紅茶が台湾で始まったという話。へえ。

極めつけは井森公園の明石元二郎の鳥居の周辺、1997年3月にバラックが取り壊されたが、きっかけは前年にマイケル・ジャクソン台北公演で向いのリージェントに泊まり、「あれは一体何?」と言ったことなんだそうだ。

その時の台北市長が陳水扁

なるほどこういう雑誌は面白い。

観光ガイドにはない良さがあるな。

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二二八和平公園

ま、観光で行った時はまた別の話ですよね。

観光は別にディープである必要はないんで。。

台湾旅行でdポイントがたまる?

消費税増税のおかげで最近、ポイント還元が注目されていますが、dポイントが台湾での買い物で貯まるらしいです。

dpoint.jp

鼎泰豐とか春水堂とか有名店の名前があるのでこれは使わない手はないですよね。

HAPPY GOというポイントでもらって変換するようです。

やるなあ、ドコモ。